顔絵医食同源というように、基本的には、食事から充分な栄養を摂って、なおかつサプリメントとして補助的に栄養をとらなくればいけません。これは、予防医学に通ずるものです。
妊婦さんだけでなく、葉酸は大事な栄養素です。

葉酸とはビタミン。葉酸の主な働きと保健効果。

葉酸(ようさん)は ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸などの呼び名があり、水溶性ビタミンに分類される生理活性物質です。プテリジンにパラアミノ 安息香酸とグルタミン酸が結合した構造を持ちます。

1941年に乳酸菌の増殖因子としてホウレンソウの葉から発見されました。ホウレンソウの葉はラテン語で folium と呼ばれるので、このことから葉酸 (folic acid) と名付けられました。

葉酸は体内で還元を受け、ジヒドロ葉酸を経てテトラヒドロ葉酸に変換された後に補酵素として体内で働きます。遺伝情報の元であるDNAは、核酸で構成されていますが、空腸(腸の部位)から吸収された葉酸は、その核酸の成分である「プリン核」や、ピリミジン核の合成にたずさわる酵素を補助する「補酵素」として、肝臓ではたらき、細胞分裂と成熟に重要な働きをします。

葉酸の多様な役割の中で、造血だけでなく、タンパク質の合成にも大きく関わっています。それは細胞が新しく形成される所で、たとえば口腔内も葉酸は深く関与しています。不足すると口内炎になり、腸内粘膜も細胞の新陳代謝活発なところなので、不足すれば潰瘍を引き起こします。

葉酸のゆるやかな保健効果としては次のようなものがあります。

1:悪性貧血を改善する。
2:神経症状をやわらげる。
3:皮膚を健康的に維持する。
4:病気全般の抵抗力をつける。
5:口内炎の炎症を予防する。
6:胎児や乳幼児の発育を助ける。
7:母乳の出方が良くなる。
8:食欲を増進する。

ゆるやかですが、色々な症状の改善に葉酸は有効です。

葉酸の化学的なはたらき

葉酸の化学的なはたらきは、興味深いです。

テトラヒドロ葉酸は、ホルミル基 (?CHO)、ホルムイムノ基 (?CHNH)、メチレン基 (>CH2)、メチル基 (?CH3) など1つの炭素原子を含む断片をドナー分子から受け取ったのちに、それをアミノ酸や核酸合成の中間体へ渡す役割を担うなど、DNAの核酸およびアミノ酸の代謝に用いられます。葉酸が不足すると、赤血球障害や悪性貧血などの症状を生じます。なくてはならないですね。


【おすすめ】
400μg葉酸サプリとして注目されています。妊娠中の女性は倍量の400μg摂るように勧められていますので、ぴったりです。
有名人の間で人気のビタミン、ミネラルサプリメント 《美的ヌーボ》

ページトップへ▲