季節の変わり目が危ない

猛暑から開放され秋へと向かう季節の変わり目には、寝ても疲れが取れにくい。この時期に心筋梗塞・脳卒中・突然死などの危険が増えることをご存知でしょうか?気をつけることを記事に。

夏から冬にむかって体調が崩れる危なさ

夏の身体から冬の身体への変化を感じていますか?あなどってはいけません。
暑さに耐えて体の機能を維持する事は、実は心身にとって大変なストレスになっているのです。それが血圧や心臓や血液の成分に悪影響を及ぼします。

男性のイラスト

そして夏の食生活はあっさりしたものに、どうしても偏りがちになります。 そうめん・麺類など炭水化物(=糖質)に偏りがちになり、その結果血糖値が高くなり、血液中の中性脂肪が増加して、結果として夏太りになり体重が増加します。

これらの現象は、糖尿病の発症の引き金になるばかりでなく、脳梗塞や脳出血心筋梗塞の危険性が増します。血圧が上がり、血液の状態が悪くなりますと様々な不具合が発生してくるリスクが高まってくるわけです。

夏が過ぎて秋風が吹いてくると、人の身体は耐熱仕様から、防寒仕様へとゆっくりと切り替わり始めます。基礎代謝は少しずつ高くなり始めますから、エネルギーは少しずつ多めに使われるようになります。

夏バテが出始めるのがこの頃です。(栄養的に)
※昔の夏バテと現代における夏バテでは、食生活や環境の違いからも意味合いが違ってきました。そういえば、昔は夏痩せしてたのが、今では「夏太り」になる原因のひとつは、冷たいジュースやアイス・カキ氷などが手軽に飲食できるからもあるでしょうねぇ。

疲れ気味の心臓に負担がかかる

夏の食事の偏りでミネラル不足や、ビタミン不足が重なって起きてきます。ミネラル・ビタミンが足りなくなると倦怠感や疲労感がなかなかとれなくなります。これも心臓に大きな負担がかかります。

そして涼しくなると、反動のように食欲が増しますから、ついつい脂っぽい食事が増えてしまいがちになります。揚げ物や煮込み料理などが、おいしくなってきます。
その結果、血液が脂ぎってきて、ドロドロになってしまいます。そうするとますます心臓の血管に負担がかかり心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まります。

そうです、季節の大きな変わり目の「秋」や「春」は身体にとっては非常に危険な季節なのですよ。

季節の変わり目の体調を整えるために必要なこと

入院中の病人が暑い夏は乗り越えても、秋になってポックリいってしまったり、寒い冬は持ち堪えたのに春先にポックリ逝ってしまう例が多いのです。

なぜでしょう?

これは一つは気圧が一定でなく、短時間に変化するからとも言われています。ほんとに、人の身体は何でも変化には敏感なのです。自覚しても、しなくても。

そして、微妙な変化に対応するためには「ビタミン」と「ミネラル」が欠かせません。
夏の偏った食事のせいで、ビタミン・ミネラルが不足していると、身体が対応できにくくなり、疲れやだるさがとれにくい状態がダラダラと続く事になります。

そして、元気になろうと高カロリーの食事を食べても症状は改善されず、体重が増えるばかりでますます。 心臓に負担がかかり危険性が増していくばかりです。

必要なものはカロリーではなく適切なビタミンとミネラルと良質なタンパク質なのです。

疲労回復に働く 「イミダペプチド」

最新の研究で疲労を起こす物質が、従来から言われていた乳酸ではなく、活性酸素であることが解明されました。活性酸素が細胞自体を弱らせる事が原因なのです。

とり胸肉のイラスト

そして疲労感を改善する物質が「イミダペプチド」であることも判明したのです。

この物質が多く含まれているのが、鳥のムネ肉とマグロの赤身なのです。 ※渡り鳥・回遊魚のイメージで納得できますねぇ。

ビタミンとミネラルは、さらに補助食品でとる

そしてビタミンとミネラルは食事からだけでなく、普段からビタミン剤やサプリメントで十分に摂取することが必要でしょう。そして季節や負荷のかかり具合によって、摂取量をコントロールしましょう。つまり多めに。

そうすれば、血液を正常な状態に保つ事がより容易になります。健全な血液と血管は食事やサプリメントで摂取したビタミン・ミネラル・タンパク質などの栄養素そして大切な酸素を効率的に全身に運ぶ事ができますので、全身状態が良好になります。

夏バテや疲労感、倦怠感などにすぐ効く特効薬はありませんので、良質な食材とビタミンミネラルや良質なタンパク質を意識して摂って改善していきましょう。

※寒さがゆるむ頃も、油断できません。季節の変わり目は体調の変化に気をつけましょう。

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