アルツハイマー予防最新レポート

以前、アルツハイマーには高血糖とインスリンが関係しているというレポートを紹介しましたが、更に具体的なメカニズムが判りましたので、ご案内します。

ところで、健康情報は長年の臨床や統計の結果から、発表されますが「それまで当たり前と思われていた事が、180度評価が変わる事」も珍しくありません。

ちょっと前までは、役立たずと信じられていた食物繊維が、実は様々な健康に関しての効果を上げることや、消化器官の単なる腸内細菌が実は多くの重要な働きを果たし、

免疫にまで関係したりと日々新しい情報が発表されていますので、目が話せませんね。

アミロイドβを分解する物質

インスリンがアミロイドβを分解するのではなく、

「インスリン分解酵素」がアミロイドβを分解することが判りました。

分解メカニズム

では、身体の中でどのようなメカニズムでアミロイドβは分解され、その事に血糖がどのように影響しているのか説明しましょう。

そもそも身体にとって何故インスリン分解酵素は必要なのでしょう。それは低血糖にならないためのシステムなのです。

食事とると

⇒食後に血糖が上昇すると、

⇒インスリンが分泌されて、

⇒糖を分解して中性脂肪に変えますね。すると

⇒血糖値は下がりますから、

⇒必要以上にインスリンが働いて血糖値を下げすぎないように、

⇒インスリン分解酵素が出てきて

⇒インスリンを分解します。

その時出てきているインスリン分解酵素が、脳のアミロイドβも分解するというわけです!

ここで、非常に重要なことは、

インスリンが多すぎると身体が判断した時(つまり血糖が下がった時)にしか、インスリン分解酵素は出てこないという事実です。

高血糖ではインスリン分解酵素は出ない

血糖がドバドバと有れば、身体は何とか血糖を下げようと、インスリンを出し続けるうえに、インスリンは血糖を分解するべく働き続ける必要があるので、⇒当然インスリン分解酵素は出てきませんよね。

ということは、、脳に蓄積されるアミロイドβは分解されずに溜まっていきます。

すなわち、

血糖値が高い状態が続く限り、アルツハイマーのリスクは極めて高くなるわけです。

アミロイドβは止められない

現在の研究では、『アルツハイマーの原因物質は、タンパク質の変質した物質アミロイドβであろう』と、ほぼ特定していますが、残念ながら「なぜアミロイドβが蓄積するのか?」が解明されず、また「アミロイドβを分解する薬品」を開発できていません。

であるならば、私たちが取り得る最善のアルツハイマー予防法として、

血糖を抑える事が非常に重要です。

摂取過剰の糖質

血糖値を抑える、それには食べ過ぎている糖質を、制限する食生活に変えることしかありません。しかし現在の日本人は多くの人が炭水化物(糖質)の摂り過ぎなのです。こう考えてみてください。

アルツハイマーの激増は、糖尿病の激増とリンクしている、と。

そうすれば糖尿病を予防すること、あるいは高血糖の予備軍の人も血糖を下げれば、アルツハイマーになってボケてしまうリスクを下げられるということで、まさに一石二鳥の結果になりますよね。

アルツハイマー型認知症予防の最善策

アミロイドβは止められない現在の研究ではアルツハイマーの原因物質は、タンパク質の変質した物質アミロイドβであろうとほぼ特定していますが、残念ながらなぜアミロイドβが蓄積するのか、あるいはアミロイドβを分解する薬品を開発できていません。

であるならば私たちが取り得る最善のアルツハイマー予防法として、血糖を抑える事が非常に重要です。それには食べ過ぎている糖質を、制限する食生活に変えることしかありません。

しかし現在の日本人は多くの人が炭水化物(糖質)の摂り過ぎなのです。

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血糖(ブドウ糖)は様々な悪さをする

糖質は、糖尿病による様々な病状だけでなく、お肌の老化にもかかわり、アルツハイマーにも関わっているのですから、若い女性は特に早くから食生活の改善に取り組みましょう。

糖質の過剰摂取が、なにしろこれだけ多くの身体の不具合に直接の原因と見られるのですから、糖質制限を取り入れない理由が見当たりません。

糖質制限するためのポイント

そこで非常に大切でまた糖質を減らしても平気でそれが、当たり前の食生活に速くなるための重要なポイントがあります。

簡単なことですが、勘違いしやすいのです。

それはカロリーは一切関係ないというただ一点だけですが、これが惑わされやすいので注意しましょう。

血糖を下げることとカロリーに関係性は全く無いのです。

炭水化物(糖分)だけを減らすのですよ。

肉類や魚、甘くない乳製品などタンパク質は普通に食べてよいし、イモ類や一部糖質の多い野菜に注意すれば、野菜もOKです。

甘いフルーツも甘さは果糖なので体内でブドウ糖にはならず、

⇒脂肪になるので糖質制限には該当しませんが、食べ過ぎると太りますから「ほどほど」にしましょう。

糖質を減らすことを、しばらく続けていると脳が慣れてきて、これまでの糖質オーバーぎみの回路が改善されて、気にならなくなりますよ。

糖質制限についてはこのサイトに詳しいレポートがありますし、もっと詳しく知りたい方はほんの紹介もありますから活用してください。

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