飲み水・なび 安全な飲み水 水道水と浄水器の水とミネラルウォーター 

飲み水のことは、ちょっとは知っておかねばなりません
Know a little bit more about drinking water

飲み水としての水道水 浄水器やミネラルウォーターとのみ比べ

水道水について

飲み水としてはまず水道水が上げられます。
けれど多くの方が疑問に思うはずです、水道水はまずくて飲めない、臭気がひどいし本当に安全なのかと。

確かにまずい水道水として有名な地域が、全国に有ります。仙台地区・京葉地区・京阪神地区・瀬戸内海沿岸地区・北九州地区などが良く知られています。人口過密地帯が多いので圧倒的多数の意見におもわれがちですが、反対に美味しい水道水の都市も全国にありまして、そこに住んでいる方々は、美味しい水道水が当たり前の生活をしているわけです。ミネラルウォーターにも負けない良質な水が水道の蛇口から出てくるなんてうらやましい限りですね。

では何故水道水がカビ臭くなるのでしょうか、地域によっては特に6月から10月の間に苦情が水道局に寄せられます。

カビ臭

その原因はカビ臭を出す植物プランクトンの繁茂によるものです。夏場のダムや湖などの水面に発生する植物プランクトンの中でも、藍藻類のフォルミジウムやアナベナと呼ばれる種類や、それを食べ物とする放線菌が増え、これらの微生物がジメチルイソボルネオール・ジオスミンという物質を出すので水にカビ臭や土臭がつく訳です。

この場合水道局では、大量の活性炭を投入してカビ臭を除いていますが、完全な脱臭は難しく、そのまま飲んでも害はありませんが水がまずくなります。

カルキ臭

次にカルキ臭ですが、これは消毒のために投入されている塩素のせいだと思われていますが、実際は違います。

浄水場ではまず大きな粒子を沈殿させ、次に塩素を注入します。これは「前塩素処理」と言われています。ここでの塩素おもな役割は、もとの水に含まれているアンモニアを分解することです。他にマンガンや有機物も処理します。この時に塩素とアンモニアが結合して、結合塩素が生成されます。そのなかでも特ににおいが強いのがトリクロラミンという生成物で、これがカルキ臭の原因物質です。水道水原水にアンモニアが多いほどトリクロラミンはたくさんできるのですが、アンモニアが多いということはそれだけ原水が汚れているということです。

ではどうしたらカビ臭やカルキ臭を効果的に取り除けるでしょうか。それには浄水器をうまく活用する事でしょう。

トリハロメタン

トリハロメタンは浄水場でマンガンやアンモニアや有機物を取り除く為に、塩素処理を行う時に発生します。塩素が水中のゴミ・有機物・臭素などと結びついて生じることから、有機物が多いつまりは汚れた水ほど、トリハロメタンは沢山出来てきます。

また温度が高いほど沢山出来るので、夏場は濃度が上がります。水道水にはごく微量ながら農薬や様々な有害物質が、入り込んでいる事は確かです。しかし恐がりすぎても無意味だと思います。


世の中には様々なリスクが存在しますが、その確率はさまざまで一概に比較は出来ません。
どうしてもトリハロメタンが嫌だと言う人は、呑む水は10分間以上沸騰させてトリハロメタンを飛ばしてしまいましょう。

また活性炭量の多い浄水器を使って吸着させれば良いのです。