C型肝炎に効く新薬
ナッシュ_脂肪肝(NASH)
C型肝炎に飲み薬の特効薬
インターフェロンじゃないC型肝炎治療の特効薬が出ました。ま、ともかく生活習慣病は、悪の根源ですね。
C型肝炎に効くクスリ。
現在の日本の患者数は推定約300万人。
C型肝炎とは、発症すると肝硬変からガンになる恐怖の病です。そのC型肝炎に効くクスリ、2014年秋に新薬が登場してその飲み薬はなんと80~90%と言う驚異の治癒率なのです。
C型肝炎に効くこの飲み薬は、
アスナプレビル と ダクラタスビル という2剤の組み合わせなのです。
臨床試験では、6ヶ月飲み続けた患者の84.7%でC型肝炎ウイルスが6ヶ月に渡り体内から消えました。しかもその中には、かつての治療方法インターフェロンが効かなかった患者もいたというものです。
朗報です。
20年以上前に登場したインターフェロンは、それまで治療法が無かった肝炎にとって、画期的な薬でしたが、効果が無い割合が高くかつ副作用が厳しいので、高齢者には使用できませんでした。
このC型肝炎の治療薬、高齢者にも飲み薬タイプの新薬は使えると期待されています。
ただし、
まだ出たばかりの薬なので、必ず日本肝臓学会の医師に診断を受けることが必要ですし、学会の専門医の診断書がなければ医療費の公的補助が受けられません。
そして専門医は、この新薬が効くタイプの肝炎かどうか診断できるし、副作用やウイルス耐性などの管理もできるのです。
今後の肝臓疾患の主役「脂肪肝(NASH)」
ほんと、日々変わりつつあるこの業界(?)
現在新たなる病気が急速に増えていて、それは非アルコール性脂肪肝炎と呼ばれる病気で、英文の頭文字から
「脂肪肝(NASH)」 ナッシュ とよばれています。
このナッシュ、酒を呑もうが呑むまいがまったく飲酒とは関係なく起こるそうでして…、その原因は糖尿病・高血圧・脂質異常代謝症などの生活習慣病と考えられ、悪いことに患者は約400万人でナッシュから肝硬変・肝臓ガンになる人が増えています。
ウイルス性肝炎が減ってもNASHが増え続けることが確実視されています。
これに効く特効薬は無いので、心当たりのある方はぜひ肝機能検査を受けてください。何だか、すべての病気の引き金となるのなるのが、「生活習慣病」で、、、やばいですよ。