高価な化粧品でもしみ・しわ・たるみには効き目なし AGE

結論から言えば、これらの現象は全身に起きている状態がいち早く肌に現れるので、表面にどんなものをぬりまくっても、意味がないのです。

だからいくら高い金額の化粧品が美白だとか、しみ、しわ、たるみ、くすみなどにさも効果が有るとそそのかしても、科学的に証明されていることには勝てません。

ただ使う女性が『希望的願望』と『高いからこそ効果がある』という自己満足でしかないのです。

化粧品メーカーは、そこを巧みにつけ込んで来る訳です。女性心理を利用しています。

しみ・しわ・たるみ・くすみは何故起こるのか?

ズバリこれらを老化現象と、人々は表現しています。

人によって比較的に若いうちから現れる人もいれば、年配の人でも若々しくいる人もいて、人それぞれです。しかしその原因は近年色々な研究が進み、はっきり二つの大きな原因がわかってきました。

①酸化による細胞の劣化

これは、皆さん比較的に良く聞くと思いますが、「活性酸素」による細胞の酸化で細胞が衰えてくる現象で、紫外線対策はかなりの女性がやっているでしょう。

しかしこれも紫外線は防いでも身体の細胞が、活性酸素にやられると土台の皮膚組織が劣化すれば意味が無いのです。

ですから、抗酸化物質であるビタミンCとビタミンEを、十分に摂取して酸化を防ぎましょう。

どうすればいいのか?

サプリやビタミン剤でシッカリ摂りましょう。他にも摂るべきビタミンがありますが、それはその説明の時にご案内しましょう。

②タンパク質の劣化による細胞の老化

細胞の老化には、大きく二つの原因がありますが、最近明らかになってきたのが『AGE』と表記される物質で「終末糖化産物」と日本語の意味は訳されています。

エージーイー、どういうものかというと簡単に言えばブドウ糖まみれになったタンパク質という意味です。

もちろん全身で起こりますから、血管で起これば動脈硬化になりますし、脳で進めばボケ症状など全身で悪さをします。なんといっても人間の身体は多くの種類のタンパク質でできているのですから、このAGEの影響は深刻です。

それが皮膚で進むと張りが無くなりタルミ、くすみなどの状態がだんだん進んできて、早い人では30代から皮膚の劣化に愕然とします。

現れた状態をみて何とかしたい!と、あわてて高い化粧品に飛びつく人が多いと思いますが、ここまで説明したとおり、全身状態の結果ですから何度も言うようにバカ高い化粧品に頼っても化学のメカニズムには表面に塗っただけでは、何の意味も有りません。

そしてこのAGEは一度完全に出来上がってしまうと、現在の化学では殆ど分解されずタンパク質に残ってしまう極めてやっかいないうなれば劣化しきったタンパク質なのです。

ですからできる限りできにくくすることが、お肌のためにも全身の健康のためにも、絶対に必要なことなのです。

防止につきます。

それは血糖値が高い状態をできるだけ無くすというただ一点です。どうしてかというと、血糖値が高い状態が続くと血管からブドウ糖が染み出て、タンパク質にくっつきますが、

少しだったり短時間ですとブドウ糖は吸収されて元に戻りますが、長く続いたり、大量だったりすればやがてAGEになってしまい、皮膚の劣化が少しづつ進みやがてしみ、しわ、たるみといったじょうたいで顕在化してくるのです。

なぜ皮膚に最初に現れるのかといえば、身体の中心から遠く血管も細いからだと推定されています。言うまでも無いことですが、糖尿病なんて論外ですし糖質の摂り過ぎによる肥満なんて、お肌のためには絶対いけません。

糖質制限で血糖値を抑え、炭水化物を食べる前には、急激に血糖値を上げない食物繊維を摂りましょう、野菜ジュースがお手軽ですよ。

もう一つのタンパク質の劣化は、ホモシステインという必須アミノ酸を代謝した時にできる物質で、量が多くなければ役に立つ物質ですが、多すぎると色々悪さをするわけです。

お肌についていえば、大事な構成要素のコラーゲンを劣化させてしまい、弾力が失われていきます。これを防ぐにはビタミンB2とビタミンB6と葉酸を取ると有効です。

特に葉酸は妊娠前の女性だけでなく、全ての女性がお肌のためだけでなく全身の為に摂るべきビタミンなのです。葉酸を気軽に取るなら日本茶がお勧めですが、葉酸は光によって分解してしまうので、ペットボトル入りはダメなのです。

B2とB6はB12と一緒になっているビタミン剤がありますから、それを活用しましょう。ただしメーカー品は価格がバカ高いので、ドラッグストアーお勧めの安い製品で十分効果は変わりません。

余談ですが、ビタミンB群製剤はパソコン作業などで疲れた視神経や首筋の疲れにも効果があります。

効かない化粧品に大金を出すよりビタミン剤の方が安くて、そしてしばらく続ければ個人差は有りますが、必ず結果は皆さんのお肌に現れてきます。お肌の手入れは基本の乾燥させないことと、保湿ですよ。

バカ高い化粧品がばかげてるわけ

ここまでくれば、高い化粧品にすがって来た女性も諦めが付くはずですね。

なにしろあなたの全身で起こりつつある現象が、言ってみればバロメーターとしてまずお肌の状態として、少しずつ少しずつ侵攻してくるので、

多くの人は始めは気づきませんが、やがてしみ、しわ、たるみなどで現れてくると、愕然としてパニック的に高額化粧品に飛びつき、しばらく続けても効果が感じられないと、新たなものへと果てしのない漂流を始めるわけです。

そんなことは空しいだけで根本的な対策にはなりませんね。気になりだした女性も、いえ若い女性ほど早く正しい対策を採れば、完全に老化は止められませんが、少なくともそのスピードは極めてゆるやかにコントロールできますよ。

では何故年齢化粧品などといった製品が、ガンガンテレビでCMを流して、かなり売れているのでしょうか?簡単ですよ一時的に肌をぴんとさせたり、しっとりしたと感じさせるだけですから、

だから毎日塗るわけで止めれば元にもどるので、まるで色々な成分が効いているように、使用者に錯覚を起こさせているだけのことです。

何度も言いますが、身体の組織自体が一度劣化したものが、顔の皮膚だけ元に戻ったり、塗るだけで劣化を止めるなんて化学的にありえません。全身状態を改善することがきわめて重要なのです。

このサイトには他のレポートで、糖質制限やAGEのこと、ホモシステインについてなどの詳しい説明がありますので、それを参考にして、全身状態を良好にしてお肌も守ってください。

血液をサラサラにする効果とは?

重大な病気の問題もはらんでいますが、今回はお肌の問題として考えると前にも書きました。

身体の中心から遠く、血管も細い皮膚組織ですからこそ、血液の質を高めて効率よく栄養と酸素をお肌に送り届けるためには、血液がサラサラであることがベターなのです。

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