レイノー病で動脈硬化

蒼白な冷え!レイノー病が動脈硬化・リューマチ発症に関係

寒い季節だけではない冷え性。もしかしたら病気が原因かもしれない。ほっとくと重篤な事態になりかねない。特に女性が多く発病しているそうです。

貴女の冷え性の原因、実は病気かもしれない

身体の末端が冷えて、しびれを感じたり蒼白くなるほど血の気がなくなったことありませんか?もしかしたら病気の可能性があります。

指先がしびれる
「レイノー病」です。

レイノー病とは、低温やストレスが原因となって、指・爪先・鼻・耳などの身体の末端部分が冷えて、感覚が無くなってしまう病気です。単なるかじかむというのとは違います。レイノー病は皮膚に血液を流す微少動脈が痙攣を起こして、末端に十分に血流が届かない症状です。

レイノー病は圧倒的に女性に多い症状で、寒冷地に住む人に多くみられます。

レイノー病の症状

原因の血管の痙攣が起こる頻度や持続時間、程度によって色々ですがおもに次のようなものです。

  • ◎指と爪先の冷え
  • ◎寒さやストレスに反応して、皮膚 の色が連続して変化する。
  • ◎末端の感覚が無くなり、温めたり ストレスが無くなると、刺すような痛みの後に症状が治まる。

発作が起きる部位は常に同じではなく、指先、つま先だけでなく鼻や唇、耳、乳首などに起こることもあります。発作の時間は人によって様々で、1分~数時間持続します。

重傷である場合やレイノー病の患部に潰瘍や感染症がある場合は診察を受ける必要があります。

その原因

レイノー病の原因は、完全に判ってはいませんが、抹消血管が低温やストレスによって、過剰反応を起こし、痙攣が起こるようです。

レイノー病のリスク

  • ◎性別は女性に多く起こります。アメリカの統計では男性では3~12%、女性では6~20%と考えられています。
  • ◎年齢は初めての発作は女性の場合 患者の75%が15~40歳時にレイノー病と診断されています。
  • ◎気候は寒冷地に住む人に多い。
  • ◎遺伝的要因はあるようで、レイノー病の患者の30%が近親者も患者です。

他の病気によるレイノー病

こうげん病(関節リュウマチ)の初期症状である場合があります。

アテローム性動脈硬化やバージャー病(手足の血管が炎症を起こす)などの血管疾患が原因になることがあり、また原発性肺高血圧症が原因の場合があります。

手根管症候群は手の神経が圧力で感覚が鈍くなる症状で、低温に弱くなるので、レイノー現象が起きやすくなります。

手先を酷使するキーボードのタイピングや、ピアノ演奏を長期間続け多場合も発症しやすくなりますし、振動の強い機械を使う人の白蝋病もレイノーの一種です。

喫煙も血管が収縮することで、起きやすくなります。

高血圧の薬やエルゴタミンという偏頭痛の薬、抗ガン剤、血管収縮作用のある市販の風邪薬なども発症する場合があります。

※アテローム性動脈硬化症
動脈硬化のひとつです。高血圧や高血糖などの理由で血管の内膜のキズからコレステロールが入り込んで、やっつけられた死骸が粥状(アテローム状という)になり、。血管のしなやかさがなくなった状態をいいます。初期段階では自覚症状はありませんが、脳梗塞、心筋梗塞などの重篤な病の原因となる疾病と言われています。

レイノー病の予防

大事にならないように自衛予防するには、以下の項目が有効とされています。

  • 禁煙する
  • 運動で血流をよくする
  • ストレス発散
  • カフェインを控える
  • サプリで魚油をとる(血管の収縮を押さえる)

発作が起きたら

症状が出た場合は、放置せず自分でできる手当てをしましょう。

    1. 暖かい場所に移動する
    2. 患部が手ならわきの下にはさむ
    3. 患部を動かして血行を良くする
    4. 患部に使い捨てカイロをあてる
    5. 患部をマッサージ
    6. ストレスはできるだけ解消する(※深呼吸したりお茶でリラックスなど)

現代人にとってストレスは、あらゆる方向からやってきますので逃避するのではなく、前向きに緩和するような努力が必要です。けれども、それが逆にストレスにならないように…。

医師による治療

度重なる発症は、医師に相談すべきです。レイノー病にはどんな治療がされるのでしょうか?

重傷の場合は、カルシュウムチャンネル遮断薬、α受容体遮断薬、血管拡張剤などの薬剤処方したり、注射をうったり、血管の拡張、収縮を支配している神経を、切断する手術をする事もまれにはあるそうです。

冷え性を軽視してると、やばいです。このレイノー病の場合は、ハッキリとした原因がわかっていないとのことですが、やはり冷え性や低体温は、改善すべきです。できることは、やっておき重篤な病気を発症させないようにしましょう。

食事内容や生活習慣の改善は、5年後10年後の自分を守ってくれます。すぐ出来ることは、すぐはじめませんか?食事で足らない分は、サプリメントできっちり補給しておくべきです。

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