ビタミンCで若返る

抗酸化作用ビタミンCが
皮膚・骨・靭帯・軟骨・血管の若さを保つ

ペットボトルのお茶にも抗酸化剤として添加されているビタミンCの働きを見直してみました。その昔ビタミンC欠乏症である壊血病で多くの船乗りさんが死亡したそうですね。現代ではいかに?

オレンジの絵

ビタミンCは柑橘類、柿、アセロラ、キウイフルーツ、トマト、ブロッコリー、イチゴ、カリフラワー、ほうれん草、ジャガイモ、サツマイモなどに多く含まれる栄養素です。

  • 老化を防ぐビタミンCで若さを保つ
  • 加齢に勝つビタミンCは全身に効く
  • ガンになりにくくなるビタミンC

健康作りに欠かせないビタミンCが効くのは全身です

健康作りに欠かせないビタミンCが効くのは、全身くまなくです。

最近、生命科学の進歩によって、体内のビタミンCの働きについて新しい事が次々に判ってきました。 ビタミンCは90年以上前に、かんきつ類に含まれ、壊血病(かいけつびょう)を予防する成分として発見されました。
しかし、ビタミンCが体内でどのように作用するのかその機能や、ビタミンCはどれくらい摂取すればよいのかと言った事は長く判っていませんでした。 どうしてでしょう?これには、理由がハッキリしています。

なぜなら、体内でビタミンCを合成できない動物は、人以外ではサルの仲間など極わずかだそうです。イヌやネコなどおよそほとんどの動物は、自分の身体のなかでビタミンCを作っています。体外から摂取する必要がないメカニズムなので、動物実験ができません。これがネックで「ビタミンC」は有名な栄養素でありながら謎があったのです。ところが2002年にビタミンCを作れないマウスが開発されてから、解明が進んできました。

美肌効果だけではないビタミンC

昔から美容イメージが強い「ビタミンC」ですが、お顔の肌つや皮膚だけではありません~。お肌を美しくするだけではないビタミンCの働きパワーはすごいですね。

コラーゲン合成

血管・皮膚・骨などを造るのに欠かせない「コラーゲン」の合成に無くてはならない。重ねて言いますが、コラーゲンを作るにはビタミンCが必要だ!ということです。
もしビタミンCが不足すると、恐ろしいことに全身の老化が促進されてしまいます。 早まるのです。

ビタミンEの働き増進

よく体内のサビとも言われる「活性酸素」があります。邪魔者です。この活性酸素を除去するために必要なもう一つの「抗酸化ビタミン」である、「ビタミンE」の働きを増進させる働きもあります。

万一不足すると、活性酸素が悪さをして加齢性疾患がドンドン進行して、肌の老化が進み、生活習慣病を悪化させたり、細胞分裂がスムーズに行かずに死亡率No.1のガンの発症のリスクが高まります。 がん予防にビタミンCは欠かせません。

アドレナリンの合成

ビタミンCは、私たちが興奮した時に分泌される神経伝達物質である「アドレナリン」の合成にも欠かせません。ビタミンCが足りずにアドレナリンが作られないと、抑うつ症状がみられることが知られてきました。気分が落ち込むなど、プチうつというときにはビタミンC不足かもしれません。

タバコを吸うなら絶対にビタミンC

最近のマウスによる実験で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防と治療に、ビタミンCが極めて有効であると判ったそうです。

※COPD(シーオーピーディー)は喫煙者に多く見られる病気で、肺の内部で酸素を取り込む肺胞の細胞が、加齢とともに少しずつ破壊されていくのです。階段の上り下りがキツイとかの息切れ、セキやタンが多くなったとかがCOPDの主な症状で、「慢性気管支炎」と「慢性肺気腫」のどちらか、または両方によって肺への空気の流れが悪くなる病気です。

禁煙できない、どうしてもタバコ止められない人は、ビタミンCを積極的に摂取することにも気を配ってくださいね。

ビタミンCの1日の必要量

それでは、ビタミンCが体内で作れない人間は、1日どのくらいのビタミンCを摂取するといいのでしょうか?当然ながら、体格や性別や生活環境などにより変わってくるのでそれぞれ、人によって必要量は違ってきます。

厚生労働省では、18歳以上で最低必要量は1日100ミリグラムとしています。(妊婦は110mg、授乳中は140mg)

特に喫煙者・精神的にストレスがある人・激しい運動をする人・高齢者など吸収が低下している人などは基準より多く、1日3回にわけて一回には100~300ミリグラムを摂取しましょう。

現実的に食べ物だけでビタミンCをとるのは無理なので、ビタミン剤(サプリメント)でとります。

血管を強靭に保ち病気を防ぐ

ほとんどの重大な病気は、その原因が血管と血液の質によるものです。

特に毛細血管は、身体の隅々まで栄養と酸素を行き渡らせる、重要な役目を負っています。 中でも糖尿病によって引き起こされる病状は、正に血管と血液の質によります。

糖尿病性腎症は腎臓の血管が破壊されて起こり、脳の病気は血管が破れたり詰まって起こります。心臓でも血管が詰まって心筋梗塞になります。

美肌は身体の中からも作る

トマトの絵

いつまでも若くてキレイね~といわれたい、なのに年齢と共に女性に起こる様々な症状との戦いが続きます。

お肌の気になるところは、ビタミンCに由来する症状が多いので、月に多額のお金をかけて顔などに色々ぬる前に、ぜひビタミンCを十分にとってコラーゲンを体内で作り、血管を丈夫で柔軟にしてみましょう。

毛細血管が丈夫で隅々まで栄養成分がいきとどけば、必ず良い結果が出ると確信しています。

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