聞こえのメカニズム

このサイトは、「聞こえ」と「難聴」を分かりやすく解説して、そして補聴器とはどういうものなのなのかを紹介しています。補聴器の価格の幅が大きいのかなど、どうぞ、お役立てください。

どんな音が聞こえなくなったら難聴か

音の表し方には色々な表現が有ります。音の大小や強弱を表すときには、物理的な音の量や音圧(レベル)の事をいい、高低は音質で音色のことを言います。そこで声が低いと言うと小さい声と言う事ではなく、声が低い音域と言う事になります。

音の大小・強弱→ 音量・音レベル
音の高低→ 音質・音色
声が低い→ 声が低い音域

どの音が聞こえなくなったら難聴だと、単純には判断できません。
音と言っても低音・中音・高音さらに それらの音域の間の音域と、様々な音域がある訳です。

低音域とは小さい音ではなくてソプラノに対してのアルトといった低い音域のことで、代表的な音は和太鼓の音などで高い音域としては鈴の音などです。


老人性難聴では、ほとんどが両耳ともほぼ同じく、高音域が聞き取れなくなってきます。

しかし中・低音域は、正常なレベルである事が多いので、「耳に入ってくる音が小さい」と言う事ではない為に自分では難聴であるという認識がうすいので、

自分は言葉は、聞こえているので難聴ではないが、意味がわからない」と訴えてきます。

理由はいくつかありますが、一つには高音域が聞こえにくくなっているために、言葉の子音部分が聞き取れなくて違う言葉と聞き間違えてしまう為に起きます。

日本語を分析すると、母音の音域は低く、子音の音域は高い音域です。
そこで、高音域の子音が聞き取れないと、音としては聞こえていても、肝心な意味が通じません。だいたいの話が判っても、細かな意味合いが理解できなくなります。

たとえば「はかま(hakama)」の言葉の子音である、h・k・mが抜けて、 「あああ」と聞こえてしまいます。

そして同じ声の大きさで話しても母音と子音では音の届く距離が違います。

子音は母音の半分程度しか届きません。受ける方の耳の能力が落ちてきていますから、しゃべる方も大声を出さなければならなくなります。

普通に話していて、 「えっ」「もう一度話して」と何度も聞き返すようになったら、難聴では?と疑ってよいでしょう。
テレビの音量などで当人の耳に合わせると、他の家族にとってはうるさく感じると言うような事も起こります。

40歳から聞こえの問題

 

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