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ハチミツが身体によいと言われ続けて、人間の歴史の中でも世界中であちこちで文献にも 記されています。ではハチミツの何が良いのでしょうか、いまだに判っていない事も多いのですが、少しでも神秘の食品ハチミツを調べてみたいと思います。


栄養から見た食品としてのハチミツ

1.カロリー(100gあたりの)

ハチミツ356 イワシ122 牛肉133 たまご152 牛乳58 キャベツ18 りんご43

カロリーだけで見ると茶碗軽く一膳のご飯は約100キロカロリーですが、ハチミツだったら大さじ一杯半足らずで補給できます。もちろん他の栄養素の事もありますから、カロリーだけでハチミツさえ摂っていればよいというわけではありませんが、ハチミツの吸収の速さという特性を考えると、毎日の食生活に上手く取り入れていくべきでしょう。

2.ビタミン

ハチミツにはなんと10種類のビタミンが含まれていますが、その含有量は花の蜜源によっても変わってしまうほどデリケートで、脱臭・脱色加工などでも減ってしまいます。
けれども人にとって有益なビタミンがバランスよく含まれていることは事実なのです。

ハチミツに含まれるビタミン B1・B2・B6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリン

3.ミネラル

ハチミツに含まれるミネラルの種類は驚くべきもので、ひとの健康維持に必要なミネラルがほとんど全て含まれています。
種類(ハチミツ1kgに含まれるミネラル量単位mg)
カルシウム49・鉄2.4・銅0.29・マンガン0.3・リン35・硫黄58・カリウム205・塩素52・ナトリウム76・ケイ素8.9・マグネシウム19・珪酸22

4.造血作用

ハチミツの成分の複合作用によって造血効果が有る事が判っています。血液といえばヘモグロビンですが、これの形成にはよく言われる鉄だけではだめで、ミネラルの銅やビタミンの葉酸が不可欠なのです。ハチミツはこれら全てが含まれているので、まさに理想的な造血食品なのです。尚鉄や銅を多く含む蜜は栗やそばの蜜で色が黒いものです。

5.虫歯予防

虫歯になるのは口腔内細菌によるものですが、ハチミツには強い殺菌作用が有る事がわかっています。その作用で虫歯菌を殺菌する事がわかっていますし、カルシウムも含まれているので歯の形成にも有効です。

6.マグネシウムの働き

人体のマグネシウムの約70%は骨と歯にありますが、筋肉の中にも含まれています。
マグネシウムのはたらきは、神経の興奮を抑制したりカルシウムが不足している時にはカルシウムの代用として骨を作ることです。マグネシウムが欠乏すると血管が拡張したり過度の充血を起こして、動悸が激しくなり極端な場合はケイレンを起こして、死んでしまうという、動物実験結果も有ります。

7.カリウムの重要性

ハチミツ1kgあたりなんと205mgも含まれているカリウムも人体に様々な影響を及ぼします。カリウム不足で発育不良・慢性疲労・高血圧・心臓障害などが起こります。
特に塩分過多の場合の高血圧にはカリウムが働いて、ナトリウムを体外に排出するメカニズムで血圧降下を促します。


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ハチミツの栄養と働き

食品としてのハチミツ

ハチミツのアレコレ

参考文献

ローヤルゼリー

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