米糠のフェルラ酸

アルツハイマー認知症にフェルラ酸は本当に有効

フェルラ酸は、アルツハイマー型認知症の治療薬として脚光を浴びています。

フェルラ酸 ferulic acid

ポリフェノールの一種であるフェルラ酸は、前から紫外線吸収効果や酸化防止機能がみとめられていましたが、合成するためには1キロあたり20万円かかり、たいへんコストが高くあまり一般的に利用されることが難しかったのです。

ところが近年和歌山県工業技術センターと和歌山県の会社が共同で米糠から、低コストでフェルラ酸を取り出すことに成功しました。

化学合成で作るのに比べて、20分の1(1キロあたり約1万円)で取り出せるようになりました。その結果化粧品やサプリメントなどに低価格なために幅広く活用され始めました。

アルツハイマー型認知症の改善効果と予防効果

アルツハイマー女性

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβというタンパク質が蓄積することで、発症することがわかっています。

今回紹介する「フェルラ酸」は、アミロイドβが脳に蓄積するのを妨げる効果があることが、判ってきました。ですから初期のアルツハイマーの場合フェルラ酸を摂取することで、進行を遅らせる効果が多くの患者さんで認められています。

また予防にも効果が有るのではないかと、研究がされていて、痴呆症専門医のなかには患者さんに、積極的にフェルラ酸のサプリメントを勧める医師もいるということです。

身内にアルツハイマーの疑いのある人がいれば、ぜひ摂取してみてはいかがでしょう。

なにしろ、アルツハイマー型認知症の原因はほぼ突き止められましたが、 予防法や発症してからの治療薬も改善が認められるものはないやっかいな症状です。

それが、フェルラ酸が認知症の進行を遅れさせられると言うことが、多くの使用者で 実証されているのですから、試してみても損はないと思います。

またある程度症状が進んでいても、それ以上の悪化を防げる可能性はあると思われるそうなので、端からあきらめずに摂取してみてはいかがでしょう。人によってそれぞれですから…。

そのほかのフェルラ酸の活用法

食品分野においては、抗酸化剤・変色防止剤としての役割が考えられていて、また化粧品では紫外線カットの原料としても実用化が進んでいます。また医療分野ではEGMPという大腸ガンの発ガン予防物質が合成できるということですし、血糖降下作用の有ることも、発見されています。フェルラ酸は今後さまざまな製品に活用され、話題にもなるでしょう。

そして原料がライスオイルを絞った残りの米糠カスから生成するので、 コストも安く、農産物が原料ですから、天然由来の成分なので、安心ですね。

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