認知症の人との接し方

認知症(痴呆・ボケ)の人との接し方
理解できない行動のケアと環境サポート

あら?何かおかしい、いつもと違うちょっとした異常を見逃さないことで、認知症の早期発見になり治療して進行を遅らせます。周りの接し方、心構えを考えた記事です。

ちょっとした異常を見逃さない。認知症は日常生活では意外と気づかないものです。通常の老化現象と区別がつきにくい一面もあります。

いつもと違うと感じたら、即専門医に行き早く対処しましょう。認知症を進行させないためにも、早期発見が大切です。

心構え 認知症の人とどうつきあうか。

認知症の人の行動は周りの人を混乱させるので、家族の生活のペースが乱されます。腹の立つことも多く、つい、怒ってしまいます。しかし、認知症は人格とは関係がありません

行動パターンを読んで不安やストレスを取り除いてあげるようにし、安心して落ち着いた生活が送れるように、ゆとりを持って接していくことが大事です。

認知症の人との接し方の絵

認知症の人は間違った行動や理解できない行動をします。その場合、無理に正したり、怒ったりすることは、プライドを傷つけることになります。不安やストレスの原因になり、悪化の原因にもなります。

認知症の人には理屈が通用しません。よく聞いてあげて、その行動の背後にあるものをくみ取ってあげることが大切です。信頼関係を築けば、こちらの言うことも聞いてくれます。

認知症の人を一人で放っておくと、刺激が少なくなり、さらにすべてのことに関心が薄れ、意欲もなくなって、認知症がいっそう進みます。

認知症の進行を抑えるには、孤独な環境をさけて周りの人が積極的にかかわりを持つことが大切です。老人が昼間居眠りをすると昼夜逆転になり、家族の者が困ることになります。

出来るだけ本人がするように

日常生活の中で本人にできることは、できるだけしてもらうようにします。時間がかかってもほめながらやることが大切です。認知症の人の自信につながり、残された能力を生かすことになります。 自分の身の回りのかたづけ、掃除、庭の手入れ、洗濯ものをたたむなど、一緒に話をしながらすると信頼感も生まれてきますから、行動する事が重要です。

家庭内事故の予防

高齢者が家の中であう事故の最も多いのが転倒です。転倒から寝たきりになることも多い。

転倒を防ぐために、家の段差をなくす、場所によって手すりをつける、廊下など照明を明るくする、ベッドは低めにする、敷物はずれないようにする、室内の床にものを散らかしておかないなどです。

その他、お風呂の温度はぬるめにする。刃物やマッチ、薬などはきちんと保管する。など十分に気配りをして事故を防いでください。

環境変化をさけたい

認知症の人だけでなく、老人になると環境の変化に順応する能力が衰えてきます。

突然、世話する人や部屋を変えたり、施設に入居したりすると、混乱することがあります。変えなければいけない場合は、新しい環境に少しずつ慣れるようにしなければいけません。

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