糖質制限食へ切替え
心筋梗塞の多くが糖尿病による高血糖値が原因になり、病院でもカロリー制限食を指導されますが、血糖値はなかなか下がりません。糖質制限食で劇的成果をあげましょう。
カロリー制限食から糖質制限食に切り替える
心筋梗塞を再発させないために、カロリー制限食をやめて糖質制限食に切り替えましょう。
血糖値が下がらないのは、カロリーを下げても糖質はたくさん摂っているのです。これでは苦労してカロリー計算をして、メニューにも頭を悩ましている奥さんが浮かばれません。
糖質さえ厳密にコントロールすれば、他に何でも食べられます。蒸留酒であれば晩酌もOKです。
一日に摂っても良い糖質は20グラムで、おにぎりですと大体半分くらいです。
どの糖質で摂るか、良く考えて食べてください。
食べてはいけない食品
糖質の代表の米・麦・麺類全て(パスタも)・イモ類・砂糖・糖分の入った食品全て(お菓子、チョコ)・フルーツ全部・蒸留してない酒(糖質ゼロのビールはOK)などなどです。
見落としがちですが調味料が曲者ですね、基本的には砂糖の入っていない醤油と塩とお酢です。
なんと 高カロリーの代表マヨネーズは良いですが、
- タルタルソースはダメです。
- オイスターソースもダメでケチャップもダメ。
- 加工調味料はほとんど砂糖が入っているので、カレールーも含めてダメです。
- てんぷらなど衣のついた揚げ物やパン粉の入ったハンバーグもNG。
- 味噌もだめですね。
- 牛乳と乳製品も大丈夫そうですが、乳糖が含まれるのでダメです。
めんどうくさいですか?原理原則がわかれば難しくありません。
カロリーのような計算がいりません。
食べて良い食品
お肉全てを量に関係なくOK。魚もOK。
野菜、焼酎・ウイスキーなどの蒸留酒、糖質ゼロと表示のあるビールはOK。
かまぼこ・ちくわなどの練り製品(砂糖が入っていない)は、大丈夫です。
とくに加工食品で砂糖が使っていないもの。※例えば、割きイカでも甘辛く味付けしているのはNG。
原理原則がわかれば難しくありません。カロリーのような計算がいりません。楽。
糖質制限食にしてはいけない人
糖尿病や腎臓病で、腎臓が悪く医者からたんぱく質の制限を受けている人と、明らかに痩せている人には向きません。
脂質について
原則として制限無しですが、高脂血症を考えると別な部分で脂質は抑え気味にしましょう。
心筋梗塞の人は再発が心配です。糖尿病は循環器系疾患の全ての原因となる症状が全て現れます。
高脂血症・高血糖・高血圧とこれらの症状から動脈硬化が進行します。
サシの入った高級牛肉や豚ばら肉は避けて、赤身の肉にして下さい。
オリーブオイルなどはかまいませんが、動物のアブラの脂肪は極力避けましょう。
※魚のアブラは問題ありません。
栄養のバランスと糖質制限
カロリー制限食全盛のなかで、関心が高まってきた糖質制限食ですが、あくまで血糖値を下げるためだけの方法です。極端に肉だけといった摂り方はいただけません。野菜もしっかり摂ってビタミンやミネラルの事もしっかり頭に入れて臨むべきでしょう。心筋梗塞・動脈硬化の予防のためだけでなく。
糖質制限食だけでなく、ビタミンやミネラルはサプリメントの活用も 積極的に取り入れても良いと思います。
痩せた太ったといった見た目の問題もありますが、内臓脂肪の増加も虚血性心疾患も、すべて血液の質の問題ですから、サプリメントも良く吟味して選びたいものです。
食生活にプラスして、血液がさらさら流れて、栄養を体中に運んでくれる血管をつくり、心筋梗塞の再発予防にさらなる成果を得たいものです。