行者にんにく

血液が正常にサラサラながれる状態を保つために有効な硫化アリルが豊富な食品「行者ニンニク」について成分や昔からいわれている効能を紹介しています

知っておきたい希少植物「行者にんにく」とは

行者にんにく

行者にんにくは食用に適するまでに5~8年の長い歳月が必要で、それまでは厳寒の北海道で、大地の滋養をたっぷり吸収し成長します。

その名の由来はかつて行者が、厳しい修行に打ち勝つ精力をつけるために山奥で食べていたことからきたもので、昔からエネルギーあふれる山菜の王者です。

北海道全域・東北北部・長野の山間部・朝鮮半島・サハリン千島列島・東シベリア・カナダに自生しています。ユリ科ネギ属の野草です。

北海道ではかつて「アイヌネギ」と呼ばれていました。ニンニクやニラに似た独特のにおいがあります。アイヌ民族の人々が神からの恵みとして、大切に食してきた山菜として知られ、アイヌ語ではキトピロ、ヒトピロなどと呼ばれています。

正式な学名はギョウジャニンニクで、昔修行僧である行者たちが雪解けの頃山野で修行のさなか、滋養のためにこっそり隠れて食べては体力をつけていたという言い伝えにちなんで、高名な植物学者「牧野富太郎氏」がなずけました。

アイヌ民族伝説では、肺炎・風邪・下痢火傷・打ち身・消毒用などの万能薬として、ギョウジャニンニクを食べたり、乾燥させた葉や茎を火にくべてそのにおいを浴びたとされます。また行者ニンニクを食べるとカゼをひかない、元気が出るというので昔の北海道のお年寄りは、春になると山に行者ニンニクを採りに出かけたものでした。

北海道には食用に適した野草がたくさんありますが、北海道の人に選んでもらうとだれもが「行者ニンニク」と答えるでしょう。数ある野草の中でも味、薬理効果の面から人気ナンバーワンの健康野草なのです。

道内に自生する行者ニンニクは四月末~五月初めにつんだ柔らかな茎と葉が食されます。食用となるまで成長するには、発芽から5~8年と言う長い歳月を要する大変成長の遅い、貴重な山菜です。

栽培技術もまだ開発途上にあるために、市場に出回る量は極めて限られています。健康のためになんとか薬効のぎゅっとつまった行者ニンニクを通年摂ることができないかと、切に願ってきた人は決してすくなくありません。

春の山菜として食されていたギョウジャニンニクが、滋養強壮に効果の有る事は北海道では、経験的に知られていますが、機能性食品としての可能性を、切り開いたのはギョウジャニンニク研究の第一人者、北海道東海大学工学部生物工学科の西村弘行教授です。

教授は、もともとタマネギ研究の権威ですが、行者ニンニクの研究も30年間続けています。行者ニンニクの成分を分析した結果、薬理活性が非常に高く血液サラサラ効果については、タマネギを上回る程であるのがわかりました。さらに疲労回復効果についても実験で明らかにされています。

西村教授に賛同する産・学・官支援が有るからこそ、最先端の機器を導入した研究を急ピッチで推進する事が可能になりました。行者ニンニクは境界型糖尿病に対する効果が期待されることもわかっていて、今後さらに研究が進められる予定です。タマネギをしのぐ血液サラサラ効果が次々に実証されています。

また聖マリアンナ医科大学では星恵子助教授による行者ニンニクの「血小板凝集阻害」活性に 関する実験が行われ、血栓を防ぐ薬効が高いことが明らかにされています。

一般には入手しにくい行者ニンニクは全国レベルですと知る人ぞ知ると言った認知度ですが、科学的裏づけをもとに国内外で、論文発表が行われるなど、信頼度の高い健康野菜として注目を集めつつあります。

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